DIGIMON LIBERATOR

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COLUMN

TIPS 01
ラクーナについて①
侵森都市エメラルドコースト

「デジモンリベレイター」は、ラクーナという仮想空間を舞台にしたフルダイブVRゲームだ。

ラクーナ

ラクーナは現実世界のマッピングデータが複雑に融合した電脳世界で、何処かで見たことがあるような——しかし誰も見たことがない光景が広がっている。

そして、この世界は大きく分けて七つのエリアで構成されている島となっており、都市の集合体でもある。

今回は、その中の一つ〝侵森都市エメラルドコースト〟について紹介しよう。

ラクーナ

このエリアは、その名の通り緑が浸食した広大な都市だ。

基本的には高層ビルが建ち並んでいるが、東南アジアの遺跡のような場所や、和風の建築物も確認されており、その全てが植物に浸食されている。そんな幻想的な光景が広がるこのエリアは、どこか終末世界のような退廃的な空気も漂う静かなエリアだ。

デジモンリベレイターを始めたての初心者プレイヤーが初めて冒険に出るチュートリアルエリアとして機能しており、エンカウントするバトル用NPCも低ランクのモノが多い。

ここのエリアで受注できるクエストは主に2種類だ。

一つは、決められた時間内に目標数のバトル用NPCを倒すこと。

まずはバトルやゲームシステムに慣れてもらうために、低ランクNPCをとにかく倒すことに重点を置いたクエストである。エメラルドコーストのNPCは基本的にプレイヤーを勝たせる思考回路をしており、よほどのプレイミスをしない限りはクリアできるように難易度が設定されている。緑のカードを使うNPCが多いのも特徴的だ。

そしてもう一つは、NPCが出すデジモンカードゲームに関するクイズに正解する、というクエストだ。エメラルドコーストにしか存在しないクエストで、出題される問題は難易度が様々だ。カードやデジモンの名称当てに始まり、詰め将棋のような問題も存在している。

初心者から熟練者まで楽しめるクエストとなっており、難易度に応じて用意される報酬も変わっている。主にプレイヤーの見た目やD-STORAGEの見た目に関するデコレーションアイテムが多い。

高難易度の問題をクリアするとテイマーカードをカスタマイズするためのアビリティアイテムが手に入ることもあり、風真照人は持ち前の知識でコレを手に入れているらしい。

法外な報酬を用意している最強のクイズ用NPCが存在するというウワサもあるが、まだ誰も出会ったことがないためウワサの域を出ない。しかし、一部のプレイヤーはこのNPCを探すことに躍起になっており、捜索サークルが結成されていたり、クイズNPCを追う考察系の動画がそこそこの再生数を獲得していたりと、注目度は高いという。

デジモンやデジモンカードの知識に自信のあるプレイヤーは是非、バトル目的だけではなくクイズを目的に訪れてみてほしい。

上記のことから、侵森都市エメラルドコーストは初心者だけではなく多くのプレイヤーに愛されている比較的平和なエリアだということが分かるだろう。

また、ゲームを始めたてのプレイヤーに早い段階でこのエメラルドコーストを探索してほしい理由は他にもある。

オンラインカードゲームとしての側面が強いデジモンリベレイターだが、フルダイブVRゲームの特性を活かしたコンテンツが存在するのだ。

それはずばり〝メインシナリオ〟である

メインシナリオでは、プレイヤーが各エリアに配置されたNPCとの出会いやバトルを通して、この世界を巻き込む大きな運命の渦に巻き込まれていくことになる。

「ラクーナが誕生した経緯とは?」

「ラクーナにロボットやアンドロイド(※NPCのこと)が存在する理由は?」

「デジモンたちがなぜカードになったのか?」

「ラクーナの中央にそびえ立つE.G.Gは何を守っているのか?」

といった世界の謎にも迫る、ドラマティックな展開がキミを待っているぞ。

フルダイブVRゲームといえば、現実世界とは違う別の次元を旅することが大きな楽しみとして挙げられるが、このメインシナリオはその楽しさを存分に堪能させてくれることだろう。

カードバトルを楽しむだけではなく、プレイヤー諸君には是非メインシナリオでデジモンリベレイターの世界観に浸ってほしい。

そして侵森都市エメラルドコーストには、そんなメインシナリオの序章に該当するエピソードを提供するNPCが配置されている。

今回の記事では、そのストーリーの一部も紹介させてほしい。

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かつて高度な文明を持った種族が栄華を極めた都市連合体・ラクーナ。

300年前より元の種族がいなくなった今では、ロボットやアンドロイドがこのラクーナを治める新たな種として蔓延っていた。

そして、外惑星からの調査隊員であるキミ。

キミの目的はただひとつ。このラクーナが、滅び行く故郷の星からの移民に適しているかどうかを調査することだった。

ラクーナの中でももっとも危険の少ないエリア・侵森都市エメラルドコーストへと降り立つことに成功したキミは、いまにも機能を停止しそうな1体のロボット・マキナと出会う。

マキナと意思を疎通させることに成功するキミ。

そしてマキナは自身にプログラムされていた命令「最後に話す者に託す」に従い、キミにいくつかのカードを差し出した。

それは、かつてラクーナを支配していた原種——デジタルモンスター(以下デジモン)のカードだった。

そして、このカードは中に封印されたデジモンを一時的に解放し、使用者に様々な恩恵をもたらすこともマキナから伝えられる。

この世界の住人がキミたちの種族を受け入れられるかは分からないが、このカードを収集・使役することで交渉をする余地が生まれるだろう。

その言葉を最後に、マキナの体の寿命が尽き、沈黙してしまう。

キミは、マキナが託したデジモンカードを手に、改めてこの世界の調査を始めることにした。

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以上がデジモンリベレイターのメインシナリオ導入のさらに導入部分である。

続きは是非、キミの目で確かめてみよう。

エメラルドコーストはメインシナリオの存在で訪れるプレイヤーが多いのはもちろんのこと、静かな雰囲気や比較的平和なこのエリアを好み、拠点代わりに使うプレイヤーは少なくない。

そういった意味でも、エメラルドコーストは冒険の第一歩を踏み出すに相応しい街といえるだろう。

侵森都市エメラルドコーストは、誰しもを歓迎し、誰しもを拒まない。

数多のプレイヤーとの出会いがキミを待っている。

デジモンリベレイターを始めた際には、まずこの街でゲームに馴染んでみてはいかがだろうか。

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